ライナーノーツ・Digital2
京都景色-桜2005digital-
2005年は本当に桜を一杯撮った気がします。ちょっと有名な、観光ルートをはずれた桜。その桜の色々な表情を見ながら、歩いて撮った、そんな気がします。桜はみんなが撮る被写 体ではありますが、まだまだその色々な表情を見切れていない、見いだしていない、そんな被写 体です。

京都・祭15「動」digital
2005年になって、ちょっと神輿を色々撮影しています。京都のお祭りは、葵祭や時代祭のような行列が練り歩くお祭りが結構多いですが、勇ましい神輿が練り歩く、そんな動きのあるお祭りも多いです。撮影する時は担ぎ手や関係者に話しかけて、撮らせて貰う様にしています。

羽束師神社digital
京都市伏見区羽束師の地に鎮座する羽束師坐高御産日神社、造化三神のうち高御産日神、神御産日神を祀ります。通 称羽束師神社として地元の人々に親しまれています。社伝によると、雄略天皇二十一年に創建され、「延喜式」にもその名が有ります(参考文献:「京都大辞典」淡交社)。
例年5月第二日曜日にに羽束師祭があり、現在は子供神輿が渡御を行います。神社や青年団に知り合いがいる縁で、2005年のお祭りを撮影しました。また今後とも撮影していきたいと思います。

南観音山2005 digital
中京区四条新町を上がったところに会所がある南観音山。「下り観音山」とも呼ばれ、祇園祭山鉾巡行の最後を飾ります。見送に故加山又造画伯の作品を飾り、巡行時もその優雅な姿を見せてくれます。
また、南観音山保存会は例年この時期になると、色々な催事もされており、私達を楽しませてくれます。
(協力:南観音山保存会)

祇園祭2005 宵山の夢 digital
2005年も宵々々山から宵山にかけて、色々撮影しました。おおかたが駒形提灯や、お札売りの子供の表情を撮らせて頂きました。祇園祭の宵山の撮り方も多種多様あると思いますが、僕の場合はこの撮り方がメインになりつつあります。
撮影させて貰うときは、きちんと声をかけて撮ると、子供達の表情も豊かに引き出せる様に感じます。

松尾大社八朔 女神輿 digital
毎年九月の第一日曜日に行われる、松尾大社八朔。女性ばかりのメンバーで構成された「松尾大社 女神輿やまぶき会」の方々が、松尾大社から楳谷・宗像神社、野宮神社のコースを通 って、神輿渡御を行います。その渡御光景は、なかなか勇壮で、一見の価値有りです。

三栖神社祭礼2005 digital
毎年10月の第二日曜日に行われる、伏見・三栖神社の祭礼。祭礼自体は、朝からの神幸祭、そして炬火祭。又、次週の獅子巡行、還幸祭等があります。
2005年は、ご縁があって、祭礼関係者のご協力を頂き、炬火祭を撮影出来ました。市内の街道を男達が燃えさかる火の点いた炬火を担いで、練り歩く。京都のお祭りにはこんな勇壮なお祭りもあるのです。男衆の意気込みが伝わるでしょうか 。
そして、更に次の週には還幸祭があります。氏子の中の獅子若が中心となって、早朝から獅子を繰り出し、そして夜の還幸祭へとつないでいきます
(協力:三栖神社祭礼委員会)

與杼神社大祭2005 digital
毎年11月3日、與杼神社の大祭が行われます。ここと天道神社の神輿が、京都の神輿の一年を締めくくると思います。
2005年は特に神社と神輿会にお願いして、巡行に同行して撮影させて頂きました。京都神輿愛好会を中心とした中社の神輿と、様々な神輿会の担ぎ手が担ぐ東社の神輿の二基が出ます。僕はそのうち東社の神輿の巡行に同行しました。
與杼の神輿巡行は、先頭に提灯を持った子供が行列をなし、次に扇子を持った男性・女の子が続き、神輿を先導します。みどころは、納所の交差点で、二基の神輿が辻廻し・差し上げを行うところでしょう。撮影の際は、関係者の方々ありがとうございました
(協力:與杼神社神輿会)

銀閣寺八神社2005 digital
2005年は10月23日に行われた銀閣寺八神社の神輿巡行。
掲示板をご覧になった方は、よくご存じだと思いますが、元々神輿を仕切られている女性からお誘いがあり、その後、メールにて男性側の神輿の撮影もお誘いを頂いて、寄せて頂きました。
八神社は銀閣寺の北側にあり、そこから銀閣寺参道を下がって、氏子区域を廻ります。巡行は、子供神輿やお稚児さんの行列も同行します。神輿には銀閣寺神輿会を中心として、男神輿では、御霊神社末廣・八條・大豊神社・中堂寺……、女神輿では松尾やまぶき会等の担ぎ手さんが担がれています。そういうご縁もありました。白川今出川の交差点の差し上げや、銀閣寺参道の駆け下り、駆け上がりがみどころでしょう。
銀閣寺神輿会の方々には本当に御世話になりました。今後ともよろしくお願いします
(協力:銀閣寺神輿会)

春日祭2005 digital
毎年10月の第二日曜日に行われる、西院春日神社の春日祭。大きな神輿が二基ある男性神輿も圧巻ですが、僕はやまぶき会さんのお誘いもあり、女神輿に同行しました。
ご覧になれば、おわかりだと思いますが、巡行に同行して撮影しています。同行していた春日の神輿会の方に、挨拶させて頂き、撮影しました。晴天に恵まれ、いいお祭りだったと思います。

七折稲荷神社御火焚祭2005 digital
御霊神社末廣神輿会の地元、出雲路橋付近にある七折稲荷神社。末廣神輿会の知りあいに誘われ、撮りに行ってきました。みどころは、凄く豪華な鳴り鐶を担ぐところでしょうか。ベテランの担ぎ手がシーズン外に楽しそうに神輿を担ぐ。この光景を見ると、本当京都の神輿は面 白いなあと再確認します。(協力:末廣神輿会)

大豊神社神輿試し舁き digital
哲学の道沿いにある、狛鼠で有名な大豊神社。2006年以降に、神輿を出して行こうという事で、2006年1月に神輿の試し舁きが行われました。他の神輿会からも担ぎ手さんが来て、若手に神輿の組み方から教え、
青空の下、試し舁きが行われました。本番が非常に楽しみです(協力:大豊神社、大豊神社神輿会)

祇園祭2005 神輿digital 神妙に、雄壮に
少し温存していた物です。2005年は、幸運にも還幸祭にて、錦の鐶鳴らしを撮影出来ました。そこから御旅所、そして錦通 りを通る、西御座の行列を撮影しました。神妙さと雄壮さを兼ね備えた祇園祭の神輿、京都の神輿の中でも最大級だと思います

松尾祭digital
松尾大社のお祭り。毎年4月の第四日曜日に行われる神幸祭(おいで)、その3週間後に行われる還幸祭(おかえり)。神幸祭は松尾大社から桂川を渡御して、御旅所へ担がれ、還幸祭はその御旅所から旭日の社、そして松尾大社へと還幸する勇壮なお祭りです。
神幸祭の見所は、なんといっても、桂川の渡御、青空に神輿が映えます。還幸祭は旭日の社、そして西七条の松尾總神社への神輿の集結。更に松尾大社での拝殿廻しが見所だと思います。

大豊神社digital
制作中(協力:大豊神社・大豊神社神輿会鹿若会)。

御霊祭 御霊祭2006末廣御輿会 digital
制作中(協力:御霊神社・末廣御輿会)。